お客さまにスムーズに保険金を支払いたいという気持ち大切に
外資系生保などを経て独立、今は大型乗合代理店のアドバイザー
1995年から外資系の大手生命保険会社に4年半勤め、その時にファイナンシャル・プランナーの上級資格(国際ライセンス)を取得しました。しかし、勉強していくうちに、保険の種類によっては自社商品よりも同業他社の方がいいケースもあると気づき、さまざまな保険会社の商品を扱う保険代理店に転職、さらに2002年にファイナンシャル・プランナーとして独立しました。現在は、総勢500人と独立系では日本最大級の乗合型保険代理店、株式会社ライフプラザパートナーズのファイナンシャルアドバイザーとして、相談業務のほか講演や執筆もこなす保険のプロです。
順風満帆だったように見えますが、実際には苦労も多かったとか。「私はこの業界で16年目になりますが、生命保険のセールスは500人に1人成功すればいい方だと言われ、大部分が挫折します。駆けだしのころは子供がいるのに月給5万円といった時もあって泣きそうになりました。その後、月給500万円の時が4回あり、やり続けて良かったと思いました」。ピンチを救ったのが、やはり人とのつながりだったと振り返ります。
フットワークが軽く、すぐ動くのが身上。「お手続きのときは必ずうかがって説明するようにしています。それに、こんな私でもつきあってくれるお客さまのために、保険金をきっちりお支払いしたいという気持ちが強いんです。私が担当した中で亡くなられた方は4人いらっしゃいました。残されたご家族をサポートする使命感のようなものをすごく感じました。1日でも早く保険金を支払いたいと意識しています。いざというときに“宮﨑さんから入っていて良かったわ”と言っていただくと報われた気がします」。地道な努力が実り、今はこちらから頼まなくても知人を紹介してもらうなど、ネットワークは広がっています。
中立公平な立場から顧客に合った商品を提案
乗合型保険総合代理店のメリットについては「特定の保険会社に勤めていると自社商品しか扱えませんが、当社のような乗合型ですと制約がありませんので、中立公平な立場から、本当にお客さまに合ったものを選べます」と説明。さらに「インフラというか、当社のデータベースはすごいんです。新商品が出たら東京の専門のスタッフがすぐにデータを処理、商品性の優れたベスト10などのランキングにしてくれますから、各社の商品の比較検討がすぐにできます」と大型店ならではの強みを語ります。
「糖尿病やがんなど、過去に大きな病歴のある方でも保険会社によってはご加入いただける場合があります。それに、たばこを吸わない人、血圧が安定している人は保険料の安くなる商品も出ています。生命保険だけで20社以上扱っていますから、選択肢が多いですよ。各商品のメリット、デメリットも隠さずに説明します」
最近の傾向としては、長寿社会を反映して、万が一の場合の死亡保険から、医療、介護、年金保険の比重が高まっているように思えます。それに長引く不況、団塊世代の定年などが加わって保険の見直し、かけ替えが増えています。自分がどんな保険に入っているか知らない人も結構いるそうです。「最近はインターネットなどのサイトにも保険商品を紹介するサイトがありますが、商品の違いや細かい約款をお客さまがそのレベルまで完全に理解するのは難しいと思います。私たちに相談していただくと手間が省けます」とPRします。
座右の銘は孫子の言葉、好きなのは新撰組
こんなアフターケアの例もありました。
ある女性の保険を見直していて、帝王切開で出産したのに入院・手術の保険金を受け取っていないことが分かりました。産んだのは2年8か月前で、当時、保険料は支払っていましたが、後にその保険を解約していました。今から請求しても無理かと本人はあきらめ気味でしたが、保険金請求の時効(3年)の前なので、「その時点はまだ保険料を払っていたのだから」として、宮﨑さんが給付金を申請して、「異常分娩(ぶんべん)」として無事に給付金を受け取れました。
座右の銘は「中国の兵法の祖・孫子の『彼を知り、己を知りて戦えば百戦して危うからず』です」。好きなのは幕末を駆け抜けた新撰組。何でもチャレンジしたくなる性格で「やってみて後悔するより、やらなかった方がいつまでも後悔が残ると思います」と断言するように、かなり勇猛果敢な方のようです。
保険業界紙では生命保険販売のノウハウについてのコラムを執筆、「生保プロが明かす とっておきのアプローチ法」(新日本保険新聞社刊)と題した本も出版しました。さらにセミナーなどの講師も務め、忙しい日々が続きます。健康法は、毎週1回は10km走ること。スリムな宮﨑さんのエネルギーはそこからわいてくるのでしょうか。
※登録番号:SL10-561-094
(取材年月:2010年5月)