福味 健治 (免震住宅・省エネ住宅設計のプロ)
ローコストで免震住宅・省エネ住宅を提供する大阪の建築士事務所 岡田一級建築士事務所
Q&A
賃貸か購入か・・・
質問者:ひろさん
|年代:|性別:|投稿日時:2010-07-07 19:10:35
ご質問させていただきます。
今年結婚がきまっておりまして賃貸がいいのか、購入かで非常に悩んでおります。
不動産会社をいくつかまわったのですが売買業者様は
「家を購入することで家自体が資産になる、将来売ることができるので月々のローンを8万に設定すれば賃貸よりも将来的にはいい」
という内容のことをお聞きしました。
賃貸についてはまだ検討中で業者様は回っていません。
しかし、購買するにもとても高い買い物ですしいくつか回った不動産業者様の対応も正悪かったのでご質問させていただきました。
正直賃貸、購買のメリットデメリットがわからないので
教えていただけませんでしょうか?
よろしくお願いいたします。
私の娘も今秋結婚します。
2010-07-11
不動産購入は大きな買い物ですので、決断が鈍るのは無理の無い事です。一日に何億円を取引するトレーダーも自分の不動産購入となりますと、2~3千万の物件をあれこれと悩むものです。
実は私の娘も今秋結婚します。嫁ぎ先は名古屋で将来的には関西に戻る予定との事です。新居について相談を受けた時、即座に中古の住宅を購入する様に助言しました。
狙い目は、建物そのものよりも土地の大きさと周辺環境がどの程度整備されているかを重点に置くように云いました。何故建物に目を向けないかと云いますと、建物の資産価値は償却する為です。どんなに大事に使っていても、日本の建物の評価の仕組みでは、価値はどんどん下がってしまうのです。それに引き換え土地は原価償却しません。それどころか、物価の動向に左右されて値上がりする事もあり得るのです。
過去20年間はマクロ的に見れば土地は値下がりを続けていますが、それまでは一本調子で上昇を続けていました。バブル景気の頃は土地本位制とまで云われていました。
向こう数十年はバブルの様な土地投機ブームは起ることも無いでしょうが、決して下がり続けるものでもありません。物価の上昇に従って上昇して行くのが土地です。
娘の話しに戻りますが、名古屋市内30分圏内で土地が45坪程の中古住宅が1千万円代前半で見つかりましたので先週見に行きました。建物は昭和43年築で販売価格は全くの土地値です。ところが、売主さんは建物のメンテナンスをしっかりやっておられ、プロの目からみても、向こう十数年は何もしなくても充分居住可能と判断出来るものでした。時期を見て耐震改修を行えばもっと長く住めると思います。
買主は新郎さんになるので、「即刻手付金を打て」とは嫁の父の立場ではちょっと云えませんでしたが、買って間違いの無い不動産かと思います。
将来的に関西に戻り、その不動産を手放す事になっても、土地値で購入した不動産ですから、惜しくもありません。関西で新居を購入する際今よりもずっと不動産価格が上がっていても、売却不動産も上昇しているはずですので、インフレヘッジにもなります。
ご参考になりましたでしょうか?
娘の場合は新郎さんとの関係や、新郎さんの家庭環境や仕事の背景等全て知っていましたので、即座に判断出来ましたが、ご質問の内容からは、その辺の背景までは見えていませんので、必ずしも模範回答でも一般解でもない事もお口添えしておきます。
また、不動産を見に行かれる時は建築の専門家に同行してもらって客観的に建物を見てもらう事をお勧めします。

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