パークゴルフの認知度を上げて、多くの人に楽しさを知ってほしい
気軽に楽しめるパークゴルフは、家族みんなで楽しめるスポーツ
クラブ1本とボール1個で楽しめるパークゴルフ。ルールはほとんどゴルフに準じているので親しみやすく、4000坪ほどのコースを回るので、健康維持にももってこいです。泉大津市の「パークゴルフ泉大津」に勤務する株式会社パークトラストの山内千暁さんは、同施設のオープニングスタッフとして、2006年5月から勤務しています。
「当時は今よりもさらにパークゴルフの認知度が低く、右も左もわからないままのオープン準備でしたが、なるべくお客さまに快適に楽しんでもらえるよう、老眼鏡とスコア記入台をそろえたり、芝生の手入れをしたり、とにかく気がついたことは何でも実践してみる、という雰囲気でした」と語ります。2008年の11月には国際パークゴルフ協会の認定アドバイザーの資格を取得し、今では、ラウンド中のお客さまにアドバイスもしているそうです。
「ラウンド中のねんざやトラブルへの対応も重要な仕事です。とにかくこの施設で起きることには全般的に対応していかなければなりませんが、みなさんが本当に楽しそうにプレーしておられるのを見ていると、とてもうれしいし、やりがいを感じます」
北海道から沖縄まで、全国の競技人口は約40万人
パークゴルフの発祥は北海道幕別町。町おこしの一環として芝生公園をつくり、その活用法の一つとして考案されたのがはじまりといわれています。現在、北海道にはパークゴルフのコースが800コース以上あり、多くの人々がパークゴルフを楽しんでいます。
「北海道や九州が土地柄、コースの数が多いですね。大阪府下では、ようやく5コースになりました。10年前、最初に鶴見緑地のコースができ、万博公園、次に泉大津、東大阪、石川河川公園の順でコースができましたが、まだまだこれから」と語ってくださったのは、株式会社パークトラストの代表取締役、米村保夫さん。建設会社勤務だった10年前の52歳のとき、人から勧められてパークゴルフと出会ったことが、現在の事業をスタートするきっかけとなったそうです。
「限られたスタッフで切り盛りしていますから、とにかく体力が一番。芝も自分たちで手入れしているので、お客さまに『ここのコースの芝生は気持ちいいね』と言われたときはとてもうれしいですね。泉大津市民や65歳以上のシニアはこれで平日350円でラウンドできるのだから、お得だと思います。毎日来る人も多いんですよ」と山内さん。元気な笑顔に癒されているお客さまも多いことでしょう。
プレーの楽しみと仲間がいる喜び。みなさんの笑顔を支えたい
パークゴルフ泉大津では、小中学生からシニアまで利用できるよう、レンタルクラブを取りそろえています。プレー後、芝生の上でバーベキューができるセットも用意しており、家族が3世代そろって遊べるのも特徴です。しかしながら、平日はほとんどシニアの利用で、平均年齢は70歳程度。元気に通っていても、ある日突然体の不調で来られなくなる方もいらっしゃいます。
「そんな時も、『早く元気になってプレーしたいから』と言っていただくことも多く、競技を通じてできた仲間に励まされながら治療を頑張っておられます。童心に帰って友人と笑い合えるのは、うらやましい限り。私もそういう風に年齢を重ねていきたい」
パークゴルフは車いすや、目や耳の不自由な方なども楽しめるスポーツ。そのようなお客さまからの意見も参考になる、と山内さんは語ります。
「私自身、ここで働き始めて、いろいろな勉強をさせてもらっています。やはり同年代の友人と接するときとは違いますので、色々教えてもらいながら、楽しくプレーしていただけるよう日々努力しています。耳の不自由なお客さまがいらっしゃるので、基本的な手話を少し覚えて披露したら、とても喜んでくださいました。そういう反応がダイレクトに返ってくるので、もっと役に立てるようにできることはないか、常に考えています」とのこと。学生時代、テニスを通じて学んだスポーツマンシップが、現在の仕事にも役立っているという山内さん。フェアで親しみあふれる対応で、今日も快適なプレーをサポートしています。
(取材年月:2009年11月)